【東京】 一般入試 合格者発表
都立高校の一般入試の合格発表が3月2日に行われました。この後は分割後期募集と第二次募集の出願受付が3月7日にあり,学力検査が3月10日に実施されます。
全日制普通科(コース,単位制,島しょ,海外帰国生を除く106校)の6年間の実質倍率の推移を見てみると男子1.44[1.43](1.56)→1.40[1.38](1.52)→1.44[1.43](1.54)→1.45[1.43](1.54)→1.45[1.43](1.55)→1.45 [1.44](1.56) →1.46 [1.46](1.57)倍,女子が1.44[1.56](1.62)→1.45[1.55](1.61)→1.45[1.52](1.58)→1.46[1.54](1.60)→1.44[1.52](1.57) →1.49 [1.56](1.62) →1.47 [1.52](1.58)倍([ ]内は受験倍率 ( )内は応募倍率)となっており,男子はここ数年は実質倍率が1.45前後で安定していましたが今回わずかですが上昇しました。女子は隔年で倍率が上下しています。コース制や専門学科の一部に回ったようです。
2月24日にあった入試当日の受験倍率(受験者÷定員)と比べると,実質倍率(受験者÷合格者)は男子に変化は見られませんが,女子は下がっているのがわかります。これは合格者を定員より多く出す学校が数多くあるため,最終的な実質倍率(受験者÷合格者)は受験倍率(受験者÷定員)より下がる要因になりますが,「男女別定員制の緩和」を実施している学校が,男女それぞれの定員とは異なり,男子を少なめ女子は多めに合格者を発表することが多く男子は受験倍率と実質倍率が同じになり,女子は受験倍率より実質倍率が低くなっているのです。
一校一校見ていくと,大きく倍率が動いている学校があります。
「2017年春都立高校 一般入試合格状況_普通科」
「2017年春都立高校 【男子】一般入試合格状況_グラフ」
「2017年春都立高校 【女子】一般入試合格状況_グラフ」
で男女枠緩和校の状況や前年までの倍率推移などに注意しながら見ていくとよいでしょう。
■倍率が高い学校(普通科)
【男子】 1.70倍以上 | |||
---|---|---|---|
■秋留台 | 2.52倍 | ■北園 | 2.20倍 |
■文京 | 2.11倍 | ■豊多摩 | 1.98倍 |
■足立東 | 1.95倍 | ■向丘 | 1.92倍 |
■南葛飾 | 1.92倍 | ■小岩 | 1.86倍 |
■竹早 | 1.76倍 | ■富士 | 1.76倍 |
■日比谷 | 1.75倍 | ■広尾 | 1.75倍 |
■府中 | 1.73倍 | ■上野 | 1.72倍 |
■武蔵丘 | 1.72倍 | ■青山 | 1.70倍 |
【女子】 1.70倍以上 | |||
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■広尾 | 2.25倍 | ■竹早 | 2.15倍 |
■豊多摩 | 2.02倍 | ■南葛飾 | 2.00倍 |
■三田 | 1.93倍 | ■向丘 | 1.88倍 |
■駒場 | 1.86倍 | ■北園 | 1.82倍 |
■青山 | 1.81倍 | ■野津田 | 1.81倍 |
■調布南 | 1.80倍 | ■文京 | 1.78倍 |
■武蔵 | 1.78倍 | ■秋留台 | 1.78倍 |
■本所 | 1.76倍 | ■武蔵野北 | 1.75倍 |
■東村山 | 1.73倍 | ■高島 | 1.72倍 |
■小金井北 | 1.72倍 | ■小山台 | 1.71倍 |
■田園調布 | 1.71倍 |