【埼玉】今春入試の倍率は? 悩ましい志望校変更

埼玉公立高校の出願がいったん締め切られました。今回の結果を見て,志望校を変えたり,取り下げたりする受験生が例年出てきます。2月23・24日の志願先変更を経て最終的な応募者が決まります。3年前まで2度あった志願変更の機会は,制度変更から数年たって状況が落ち着いてきたことから,2年前から1回に減りました。
全日制普通科の制度変更後6年間における同時期倍率の推移を見てみると1.09→1.21→1.21→1.22→1.24→1.22倍となっています。6年前の制度変更初年度は入試回数が1回のみになることに対する不安感から私立高校への入学手続きを済ませてしまう受験生が増えたことや,この段階では出願を見合わせて様子見をした受験生がいて倍率が低くなっていましたが(最終的な実質倍率は初年度1.15倍でした),2年目以降は倍率が徐々に上昇していましたが、今春から導入された学校選択問題が敬遠されたのか、今回は若干低下しています。ただし,高校毎に見ると応募者が増えた高校もあれば,減った高校もあります。自分が出願した高校の倍率が「上がるか」「下がるか」を知ることができます。「2017年春埼玉公立高校 出願状況(2.21志願変更前)」「2017年春埼玉公立高校 出願状況(2.21志願変更前)_グラフ」で確認しておきましょう。志願先変更で若干倍率が変わる学校が出てきますが,安易に志望校変更せずに,変える場合は学校の先生や保護者の方としっかり相談する必要があります。

⇒「2017年春埼玉公立高校 出願状況(2.21志願変更前)
2017年春埼玉公立高校 出願状況(2.21志願変更前)_グラフ

●倍率が高い学校(普通科:1.55倍以上)

■市立浦和 1.71倍 ■蕨 1.67倍
■所沢北 1.66倍 ■浦和西 1.61倍
■市立県陽 1.59倍 ■市立川口 1.56倍
■川越南 1.55倍 ■与野 1.55倍
■市立浦和南 1.55倍