千葉県公立高校:調査書「項目」削減,国語「聞き取り」廃止に!2026年春(現中2)以降の入試変更点を発表

12/18(水)に千葉県教育委員会は,2026年(令和8年)春以降の入学者選抜について変更点を発表しました。

①調査書「記載項目」削減(2026年春入試/現中2生~)
以下の4項目が削除されます。
・総合的な学習の時間の記録 ・出欠の記録
・行動の記録(第3学年) ・総合所見
→現行の入学者選抜で上記の項目を加点や審議の対象としている高校では「選抜・評価方法」の変更が見込まれます。

 

②国語「聞き取り検査」廃止(2027春/現中1~)
→「放送による聞き取り検査」に代わり、話し合いの場面等を設定した文章による出題を予定。

千葉県教育委員会が発表した内容は以下の通りです。

令和8年度(令和7年度実施)以降の千葉県公立高等学校入学者選抜の改善点について

県教育委員会では、千葉県公立高等学校入学者選抜に関する協議会を設置して、入学者選抜の改善を検討しています。検討の結果を踏まえ、令和8年度(令和7年度実施)以降の入学者選抜において、以下のとおり改善を行います。

1 調査書の記載項目の精選(令和8年度入学者選抜から)

配慮の必要な生徒の心理的負担等とならないよう、調査書の記載項目を精選します。削除する項目は、以下の4つとなります。

  • 総合的な学習の時間の記録
  • 出欠の記録
  • 行動の記録(第3学年)
  • 総合所見

なお、令和7年度入学者選抜においても、不登校経験を有する生徒について、在籍する学校における出席の状況のみをもって不利益な取扱いをしないこととしています。また、欠席が多い理由について説明するために、自己申告書を提出することができます。自己申告書が提出されたことによって不利益な取扱いをすることはありません。

2 学力検査「国語」における「放送による聞き取り検査」の見直し(令和9年度入学者選抜から)

本県の令和6年度入学者選抜では、「話すこと・聞くこと」の領域に関して、「放送による聞き取り検査」のみで出題していました。
「放送による聞き取り検査」に代わり、話し合いの場面等を設定した文章による出題とすることで、「話すこと・聞くこと」の領域に関する資質・能力を複数の問題から、見取ることができるようにします。

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